村越誠の投資資本主義

グローバルな情報をもとに投資資産を積んでいく慎重派投資家

2018年04月

2018/4/30の記事一覧

「撤退するアメリカと「無秩序」の世紀」を読んで


足元の景気指標は若干弱含みだが、ECBは景気に自信


ソフトバンクが実質的にスプリントの経営権を手放す形でTモバイルと統合合意

「撤退するアメリカと「無秩序」の世紀」を読んで



まあ言わんとすることはわかるけど、じゃあどないすんねんという話なんですけどね。

・第二次世界大戦は米国が国内にひきこもったことが原因
1920~1930年は米国はモンロー主義に基づいて、孤立主義をつらぬいていた。
しかし、それにより悪辣国家(ここではドイツとロシア)は増長していき、最終的に第二次世界大戦が起こるまで事態が放置されていたことが、第二次世界大戦の原因となった。
いくつも上記二ヵ国がレッドラインを超えたにも関わらず、誰も抑止できなかったからだ。

・米国が世界の警察官になったのは1947年
1947年に今までギリシャとトルコの財務支援を行っていたイギリスが米国にギリシャの財務支援の肩代わりを要請する手紙を送った。
第二次世界大戦の出費でイギリスはもはや他国を支援する資金が足りず、もはや米国がそれを肩代わりするしか今までの体制を維持する手段はなかった。
これを引き継いで以降、米国は世界の警察官としての役割を担うようになった。
またこれ以降は、自由な人々を支援するというトルーマンドクトリンが発表され、米国の自由を支援するというお題目が正式決定された。

・金がなくなれば、なんとか対話で済まそうという傾向になる和平プロセス
軍事費を減らせば、自然と戦争にかかるコストをシビアに見る必要性が生じてくる。
そのため、状況が悪化しつつあるのに、大国の和平プロセスは、対話でなんとか済ませようというなんとも中途半端な形になりがちになる。
特にリーマンショック以降の金融危機と急激な景気後退で、アメリカでは世界の平和より自国の経済優先と国民の意識が大きく変わったことは大きい。

・ヨーロッパはアメリカ軍を使えないことを前提にすべき
ヨーロッパの外交政策はソフトパワーを一貫して好んできた。
というよりソフトパワーに代わる選択肢がないことも原因。
しかし米国は軍事費を削減している。
ヨーロッパは政府の安全保障について、再度真剣に検討すべき時に来ている。

・居候国家だらけの方がまし
米国政治家は度々アメリカの安全保障を傘に、自ら軍事力確保を怠る居候国家がいると批判している。
しかし、居候だらけの世界のほうが、突拍子もない行動に出て、世界を危険にさらす国だらけよりまし。
結局そうした国家を出さないためにも、アメリカしか世界秩序の維持は担えないのだ。
そうしなければ、あらゆる国家が核保有に乗り出し、地域別での不安定感は高まることになりかねない。

・国の再生能力に注目
歴史上様々な国家は破壊されてきた。
しかし大抵破壊は目に見えるものであり、本質的な長期見通しはその国家の再生能力に注目すべきだろう。

結論としては
「アメリカの孤立主義は、世界各地の不安定感を高まらせる効果が大きすぎる。だから、アmリカは不安定化しそうな地域に積極的に介入していって、初期コストで鎮火すべきだ。」
というのは理想論なのだけど、じゃあその原資はどこにあるのさという話。
あとは昨今は、そうした戦争絡みは政権支持率を下げる傾向にあるため、選択肢とりずらいですねえというのも問題となっている。

足元の景気指標は若干弱含みだが、ECBは景気に自信

欧州中銀、景気・物価に自信 緩和終了への道筋焦点
最近にわかに欧州景気のモメンタム下がっているじゃないかという指摘が多く出ている。
たしかに多くの景気指標がちょっと弱含んでいるじゃないかという懸念はよくわかる。
ただ、足元の欧州各種金融機関の融資状況を確認すると、貸出基準が緩和しており、積極的な貸し出しを行っているとECBレポートで発表されていることから、そこまで不安視することもないんじゃないかなと思っている。
 

ソフトバンクが実質的にスプリントの経営権を手放す形でTモバイルと統合合意

スプリント・Tモバイル統合合意 ソフトバンク譲歩


ほぼ以前にブログで言及した通り、ソフトバンク側が妥協して、Tモバイルにマジョリティを譲って統合させるという方向になった。
これでソフトバンクの財務に無駄に負担をかけていた懸念材料が一個払しょくされたので、週明けの株価は高騰するでしょう。
Tモバイル傘下なら立て直しが可能になる可能性が高くなるしね。

<過去参考記事>

ソフトバンクはついにスプリントを売却するのか?

 

2018/4/28の記事一覧

2017年の中国企業の増益率は20%


世界的にパーム油は追放傾向に


米国長期金利は上昇しているが、銀行間ストレスは減少


ファナックが見る「米中の貿易摩擦」の影響


はかなく散ったドイツ銀行の夢


米国シェールガス業者がほぼ全業者黒字化と自前ファイナンスが可能に

ルサールの大株主が持ち分売却をして、制裁除外される方向に傾く

ベネズエラ事業でハリバートンが減損発表


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村越誠

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