村越誠の投資資本主義

グローバルな情報をもとに投資資産を積んでいく慎重派投資家

2017年12月

今年の相場見通しについて

書き忘れていたので、今年の相場見通しを書いておこうと思う。
1.米国株
米国法人税減税により従来見通しより企業活動は活発になると思う。
そもそもエコノミストがほとんど年内可決を予想してなかったし、トランプ政権に対する見直しも一部発生するのが期待できる。
ただし、利上げも後半戦になることには注意しなければならない。
米国企業の増益率(10%-15%)-利上げによるPER 低下(0-3%)=7-12%程度の株価上昇(S&P500ベース)
だと思う。
なお、来年の伸長するセクターはIT と消費財関連と睨んでいる。

2.ドル円
市場は年2回程度の利上げしか見込んでいないし、債券村は下手すると一回という予想をしている。
確かに低インフレは継続しているが、利上げは緩やかで、インフレ率の低下も見られないことから少なくとも年3回はあると思う。
住宅関連指標が折れるまでは年3回ペースは維持されるだろう。
ドル円はその見通しに基づけば110-120円の範囲でおさまると思ってる。

2.日本株
未だ金融緩和から脱する気配はなく、その面で米国株より伸長する可能性は今年も高いだろう。
PER上昇を加味しなくても増益率15%程度は期待できるのではなかろうか?
また、引き続き大型株よりも小型株の方が有利だと思っている。

3、中国・香港株
今年の本命も香港株と見ている。
PERがまだ低い上に、増益も期待できることからPERとEPSの同時上昇が期待できることは去年と変わっていない。
ところどころ金融引き締め観測や政策リスクなどで下がる局面も見られるだろうが、そこは積極的にポジションを取っていくべきところになるだろう。
やはり20~30%の株価上昇が期待できるのではなかろうか?

4、コモディティ
世界的な景気上昇からじわりと上がる展開となっているが、ものによって優劣はあると思う。
一番上昇期待が高いのは銅・アルミだと思っている。
原油も多少は上がるだろうが、引き続き米国シェールガスの増産で驚くような数値にはならないと思う。
金は利上げがあることから上がるとしても他のコモディティに劣後するだろう。

5、その他の地域の株
欧州株はEUの政治がぐだぐだであることから他の地域に劣後すると思われる。
豪州は資源バブル崩壊の余波を未だ引きづっており、こちらも期待は薄い。
インドはインフレ率が中銀ターゲットを超え始めてきており、さらにコモディティ高が加わり始めていることから、去年のような高パフォーマンスは出ないのではないかと思う。
東南アジア地域の株はそこそこ期待できそう。
東欧・中東・アフリカはなにも期待できないが、南アフリカはズマ大統領の辞任の方向性如何で動意づくかも。

6、REIT、債券
全体的に苦しいと思う。
米国の利上げ期待が高い上に、他の先進国の金融緩和も徐々に解除される方向になりつつある。
今年はインカムゲイン資産については一切の期待は持つべきではないだろう。
 
7、全体総括 
2018年は素人参加型バブル相場最後の年になると思われる。
2016年~2017年びくびくして動けなかった個人投資家がいよいよ動き始めると同時に、相場に過熱感を帯び始めると思う。
2019年からは相場がいよいよ難しくなると思われるので、2018年に儲けるのが吉だと思う。
問題は四季報をぱらぱらと見たのだが、明らかに割安と思われる銘柄が相当少なくなっており、高い銘柄をさらに買い向かう勇気を出さなければいけないということだろう。
正直日本株で明らかに割安だとはっきり言えるのは日揮ぐらいしか見当たらなかった。 

12/21~1/3までお休みのご連絡

年末年始の休みのため12/21~1/3まで相場記事はお休みする予定です。
今年は皆様お付き合いいただき誠にありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。 

12/20の記事一覧

オリンピックまでに値上げをできるだけしておきたい太平洋セメント


中国の天然ガス不足でアジアLNG市況は高騰


とうもろこしが豊作で価格下落


2018年は娯楽関連銘柄が有望


市場のセンチメントをはかれる銅価格の値動きは良好


東レよりは帝人の方が株式投資妙味は高いだろう


物流施設投資にどんどん金がなだれ込んでいく


11月の米国住宅関連指標も問題なし


南アフリカのANC党首選挙が終わり、今後南アフリカはどうなるか?

相変わらず法律があって、ないに等しいロシア


サウジアラビアが財政バラマキを再開


北朝鮮情勢について米国と中国が緊密な連携を取り始めた。


過熱するアイスランド国債需要


国外に成長の種を求めるタイの企業


米国減税法案実質可決!改めて相場を考えてみる

 

オリンピックまでに値上げをできるだけしておきたい太平洋セメント

<東証>太平洋セメが上昇 セメント値上げ、来年4月に

さすがにセメント系はオリンピックまで銘柄ではないでしょうか?
オリンピックまでに値上げできるだけしとかないとあとで地獄見ますし。

中国の天然ガス不足でアジアLNG市況は高騰

LNG、アジアスポット価格一段高 欧州の供給障害波及

根本原因は中国の天然ガス不足。
これは容易には解決不可能。
LNG関連も2018年は有望ではないでしょうか。

<過去参考記事>

中国の環境対策に伴うガス不足で、化学セクターは恩恵を享受

ガス不足の中国は豪州からLNGの調達を拡大へ

中国では発電ミックスの変更からガス不足が深刻化


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プロフィール

村越誠

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