Lawrence McDonald@ConvertbondApple $AAPL Stock near $130
2020/09/01 22:54:25
Jan $180 Strike Calls costs $4
Jan $80 Strike Puts costs $1
*Both $50 out of the money, approx data.
(4)
みんな人間やめすぎ。
上記ツイート内容の通りアップル株の同じアウトオブマネー幅のコールオプションがプットオプションより高いという異常事態が発生しており、オプションの常識をひっくりかえす異常事態相場というのをまざまざと見せつけられた。
ちなみに米株のオプション価格はヤフーファイナンスUSで見れるので、アップル株のオプションについては下記を見てもらいたい。
https://finance.yahoo.com/quote/AAPL/options?date=1610668800
なぜ異常事態なのか?
一般的に同じアウトオブマネー幅のプットオプションというのはコールオプションより高い。
なぜならオプションを活用する人というのは一般的には裸ロングショートするのではなく、既存のポジションをヘッジするために活用する。
ということは基本的には現物ロングポジション持っている人が下落時のヘッジのためにプットオプションを買う方が、現物ショートしててコールオプション買う人あるいは現物ロングしててコールオプション売る人よりも多いことを意味している。
そして多くの人間は基本的にはリスクを回避するという「生物の本能に根差した」投資行動をするため、一般的にプットオプションはコールオプションより需要が高く、同じアウトオブマネー幅で比較した時にプットオプションの方がコールオプションより高い。
ここらへんの解説について興味がある人はぜひとも以下の書籍を参考にしてもらいたい。
<参考書籍>
実務家のためのオプション取引入門
しかしこのアップル株のオプションを見ると、下落ヘッジしている人よりも上値おっかけ裸ロングしている人間が大量に存在して、コールオプションよりプットオプションが高くなるという異常事態を引き起こしている。
先ほどプットオプションがコールオプションより高いことは「生物の本能に根差した」投資行動と説明したが、特段決算後の株価ジャンプ時や特別な材料が出たわけでもなく、世界で最も時価総額の大きい銘柄でコールオプションが高くなるという取引が行われていることは、もはや参加者は人間をやめているといっても過言ではないだろう。
(アップルのコールオプション触っている人のイメージ)
さすがにあまりにも遠いファーオプションで比較するとあれなので、もっと今現在 の中心価格に近いもので比較してみたが、それでもやはりプットよりコールの方が高い。(9/2時点)
個人的には中長期投資分のナスダックを持っていてまあそれでいいかと思っているけど、もはや「人間ではない何か」が市場に参戦しているという感想しか思い浮かばない相場になりつつある。
(フォロワーからそんな老害みたいなこと言わずに、新世界に慣れてくださいとかいぬまんの言うことを聞けばいいと煽られました)
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